「坪単価」は計算方法で変わる? 損しない家づくりのために知っておきたいこと

「坪単価」は計算方法で変わる? 損しない家づくりのために知っておきたいこと

2022.12.01
家づくりお役立ち情報

坪単価はどうやって計算する?

1坪(約3.3m²)あたりの建築費を表す「坪単価」。
家を建てるときに参考にされる価格で、一般的に 建築費 ÷ 延べ床面積(坪数) という式で算出されます。しかし、施工者によっては延べ床面積以外の面積を使うこともあります。計算に使う面積によって坪単価が変わるため注意が必要です。

延べ床面積と施工床面積の違い

延べ床面積とは、各階の床面積を合計した広さのことです。建築基準法で定められており、ベランダや小屋裏収納、地下室、玄関ポーチなどは含みません。

この延べ床面積の代わりに、「施工床面積」を計算に用いる施工者も存在します。施工床面積は「実際に施工する面積」を指すため、延べ床面積よりも広くなるのが一般的です。

実際に計算式を見てみましょう。

坪単価A = 建築費 ÷ 延べ床面積
坪単価B = 建築費 ÷ 施工床面積

面積は「延べ床面積 < 施工床面積」なので、坪単価は「坪単価A > 坪単価B」という結果に。つまり、施工床面積を使って計算した方が、坪単価を一見安く見せられるということです。

損をしない施工者選びを

このように少し言葉が違うだけで、家づくりは損をしてしまうことがあります。
坪単価の計算方法を頭に入れておけば、施工者が信頼できるかどうかを判断する材料にもなりますね。また、坪単価で施工者を選ぶ際には、計算方法を確認して正確に比較するようにしましょう。