天然芝?人工芝? 芝生を植える時の注意点とグランドカバー

天然芝?人工芝? 芝生を植える時の注意点とグランドカバー

2022.10.19
家づくりお役立ち情報

新築の庭には憧れの芝生を植えたい!

「新築の家を建てるのなら、欧米の郊外の一軒家のように、芝生を植えた庭にしたい」
「子供やペットと芝生の庭で遊びたい」と憧れる方は多いのではないでしょうか。芝の緑は美しく、眺めるにも遊ぶにも、より楽しい気分にさせてくれるでしょう。
しかし、一口に芝生といっても種類はさまざま。人工芝か天然芝か、さらに天然芝なら日本芝、高麗芝などといった品種があります。
芝を敷く土地の日照や水はけ、手入れの頻度などまで考えて、お施主様に向く品種を選ぶことが大切です。

人工芝と天然芝

本来、芝生というと天然芝を指します。しかし、天然芝は手入れが大変。年に数回の芝刈りや、雑草が生えた時の草むしり、青々とした美しい芝を保つためには肥料をやることも大切です。忙しく庭の手入れに時間が取れない方には、これらがネックになるでしょう。

一方、人工芝は芝生に似せて作られた合成繊維です。人工物なので、天然芝のようなメンテナンスは必要ありません。しかし、段々芝が寝てしまうため、数年に一度、細かい石を巻いて芝を立てるといった作業は必要です。

天然芝の種類

日本芝
日本の風土に適した芝で、夏の高温多湿にも対応しています。主に関東以西で見られます。冬場は枯れて藁のような色合いになりますが、春になるとまた葉が生えて、綺麗なグリーンが蘇ります。

高麗芝
高麗芝は日本芝の一種。一般家庭の庭でもっともよく植えられている品種です。葉幅が細く、しっかりと刈り込みを行うと、密度の高い芝生を育てられるのが特徴です。

西洋芝
寒さに強い品種で、日本では主に関東以北で見られます。踏圧に強く、冬でも青々としているため、スタジアムなどでも使用されています。

匍匐性グランドカバーも視野に入れよう

芝生ではなくても、地面を這って成長する匍匐性(ほふくせい)植物であれば、グランドカバーとして植えることが出来ます。手入れがあまり必要のないもの、踏圧に強いもの、花を咲かせるものなど、様々な種類があります。好みにあったグランドカバーを選ぶようにしましょう。