快適な移動のポイント!廊下の幅員はどのぐらいがいい?

快適な移動のポイント!廊下の幅員はどのぐらいがいい?

2023.05.10
家づくりお役立ち情報

新築住宅の間取りを見ていると、廊下の幅が狭そうだなと感じることはありませんか。廊下や道などの幅は、幅員(ふくいん)といいます。家のなかでスムーズに移動して快適に過ごすために、幅員は重要なポイント。家を建ててから後悔しないためにも、しっかりと検討して決めることをおすすめします。今回の記事では、住宅の廊下に必要な幅寸法について解説します。

人がすれ違うのに必要な幅員は?

人がすれ違うのに必要な廊下の幅員は、最低78cmといわれています。これから家を建てるのであれば、幅員が78cm以下の設計プランは避けるようにしましょう。

狭い幅の廊下で行われるのは、日常生活での人の往来だけではありません。洗濯機や冷蔵庫の買い替え、ソファーなど大型家具の搬入の際にも苦労します。また、床面積に余裕がある大きな家や、体格の大きい家族がいるご家庭では、幅が100cm(1m)くらいあると生活しやすいでしょう。

床面積が限られるなか、廊下の幅を広くすることにためらいを感じるかもしれません。しかし、実際に使用してみると使い勝手は格段にアップ。さらに、介護の必要性が予想される場合は、90~104cm程度の幅を確保するのが望ましいでしょう。

車いすが通るなら85cm以上

車いすが通る場合は、一般的に有効幅85cm以上が望ましいとされています。この幅は、住宅性能評価制度の高齢者等配慮対策等級において定められている数字です。玄関やトイレ、浴室などの入り口が車いすでスムーズに移動できないと、介護をする人も苦労しますよね。要介護のご家族がいる場合には、廊下の幅に加えて、手すりや建具の幅の設計も考慮する必要があります。

廊下の幅員は住宅の専門家に相談を

マイホームの設計では、廊下の幅員までしっかりと検討しましょう。なぜなら幅員は明確な規定が存在しないからです。建築基準法においても、200平米を超える大規模な住宅には廊下幅の規定があるものの、一般的な戸建て住宅には適用されません。そのため、廊下の幅はハウスメーカーによって差があります。

廊下の幅は間取りに大きく影響するため、知識を持った住宅の専門家との打ち合わせを進めましょう。

有本建設では、お客様の要望を丁寧にヒアリングし、快適に暮らせる設計プランをご提案いたします。専門的な知識と経験を活かして、丁寧なサポートをいたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!