注文住宅でかなえる二階リビング。魅力と注意点とは

注文住宅でかなえる二階リビング。魅力と注意点とは

2023.04.07
家づくりお役立ち情報

家を建てる際、予算や立地条件によっては土地の広さを十分に確保できないことがあります。その場合は、やむを得ず住宅が道路に面したり、周囲の住宅との距離が近くなったりすることも。そんな状況で一階にリビングを配置すると、外からの視線によってプライバシーの問題が生じる場合があります。また、窓の配置に注意しなければ採光が不十分になる可能性もあります。そこで解決策として考えられるのが、「二階のリビング」です。今回は二階にリビングを配置することのメリット・デメリットをご紹介します。

二階リビングのメリットとは

二階にリビングを設置することには多くのメリットがあります。

外からの視線が気にならない

一階のリビングから外の様子が見えてしまうと、外部からの視線や足音が気になって、落ち着いて過ごすことができません。しかし二階なら、外部からの視線や足音を気にせずにゆっくりと過ごすことができます。

採光しやすい

二階は一階に比べて採光が容易というメリットがあります。光を遮るものが少ないため、太陽の光をたくさん取り込むことができるのです。さらに、暖かい空気は上に向かう性質があるので、一階よりも二階の方が室温が保ちやすく、冬場でも暖かさを保つことができます。

開放感がある

二階のリビングは周りの環境をよく見渡せるため、開放感があります。リビングの窓から広がる景色を楽しむことができ、日常生活においても癒しの場となることでしょう。

二階リビングにはデメリットもある

暑さの問題

二階は日当たりがいいため、夏場は一階に比べて室温が高くなる可能性が高いです。冷房効率を上げるような対策をするとよいでしょう。

プライバシーの問題

二階にリビングを設置すると、寝室が一階になることが多いです。その場合はプライバシーについての配慮が必要となります。特に、防犯上の不安がある場合は対策が必要です。

バリアフリーの問題

階段を上る必要があるため、高齢者や体が不自由な方にとっては移動が困難な場合があります。設計段階からバリアフリーに配慮する必要があるでしょう。

防犯の問題

リビングを二階にすると、必然的に二階で過ごす時間が長くなります。したがって一階に侵入されるリスクが高まるため、セキュリティ面の十分な対策が必要です。

家具の問題

大型の家具や家電を二階に運ぶのは困難な場合もあります。事前に搬入可能かどうかを確認しておきましょう。

コミュニケーションの問題

二階にリビングを設置すると、家族の個室は一階になる場合が多いです。そうするとリビングに行く回数が減るため、家族同士でコミュニケーションを取る時間を積極的に確保しましょう。

二階のリビング、迷ったらプロに相談を

広さが限られた土地でも、二階にリビングを設置することでより効果的にスペースを使うことができます。しかし、デメリットも存在するため、なんとなくで二階にリビングを作ってしまうと後悔することになるかもしれません。

二階にリビングを設置する際は、事前にメリットとデメリットを理解しておきましょう。

注文住宅を建てる場合は、プロに相談しながら家づくりができます。有本建設では、話し合いをしながら家づくりを進めています。さまざまな要望に対応していますので、二階にリビングを設置したいという方はお気軽にご相談ください。