自宅で憧れの薪ストーブ 安全対策はどうする?

自宅で憧れの薪ストーブ 安全対策はどうする?

2023.01.04
家づくりお役立ち情報

薪ストーブを使いたい でも本当に安全?

冬の寒い日に何もしないでゆらめく炎を見つめる時間は、とても贅沢ですよね。薪ストーブがあれば、家にいながらそんな時間を過ごすことができます。しかし、「どうやって手入れをするの?」「本当に安全なの?」と心配される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、薪ストーブの掃除法や正しい使い方についてご紹介します。

煙突掃除は最低でも年1回

薪ストーブを安全に使用するには、煙突掃除が必須。煙突掃除を怠ると、煙突の中にすすやタールが溜まり、煙突の中が狭くなってしまいます。そうなると効率的な燃焼を引き出せないうえ、煙が逆流して火災の原因になることも。最低でも年に1回は煙突の点検や掃除をするのがおすすめです。

煙突の掃除方法は、薪ストーブや煙突の施工によって違います。薪ストーブを購入する際は掃除方法もチェックしておきましょう。自分で掃除するのが難しいという方は業者に依頼するのも一つの方法です。

火災につながる「低温炭化」を防ぐ

一般的な建築物で使用される木材の発火温度は400度ぐらいです。しかし、薪ストーブを使用していると、周囲が長時間熱に晒され炭化してしまいます。炭化すると、100〜150度ぐらいの低い温度でも蓄熱が進むため、火災の危険性が高くなります。

低温炭化を防ぐためには、薪ストーブ本体と煙突が、周囲の壁と適切な距離を保っている必要があります。薪ストーブ設置の際は専門業者に確認してもらいましょう。また、ケイカル板などの遮熱板を設けるのも効果的です。

燃えやすいものは周囲に置かない

冬は洗濯物が乾きにくいので、薪ストーブの近くに干せば速く乾くのではないかと考える方もいらっしゃると思います。しかし、これは大変危険な行為。洗濯物が薪ストーブに倒れかかってしまうと、火が燃え移って火災の原因になります。

また、地震で家が揺れた時に、棚の上の本などが落ちて引火する可能性もあります。もし引火してしまったら、消化器などを使って、落ち着いて消火しましょう。

薪ストーブで暖かくて快適な家づくり

今回は、薪ストーブの安全な使い方についてご紹介しました。憧れの薪ストーブを取り入れた家づくりなら、有本建設にご相談ください。安全に使用していただくための設置方法や、ライフスタイルにあった家づくりをご提案します。