外壁材選びで失敗しない!サイディングとモルタルの違いとは?

外壁材選びで失敗しない!サイディングとモルタルの違いとは?

2023.05.22
家づくりお役立ち情報

住宅展示場などを見学した時に、外壁材として「サイディング」と書かれているのをみたことがある方も多いのではないでしょうか。そのほかにもモルタルなど、外壁材にはさまざまな種類があり、特徴も異なります。そこで今回は、サイディングとモルタルそれぞれの特徴について解説していきます。

耐火性、施工性に優れるサイディング

サイディングは、建物の外壁に使用される板状の仕上げ材です。材料によって窯業系、金属、木質系の3つがあり、窯業系サイディングは主にセメントと繊維質から作られています。工場で生産されたサイディングを現場で一枚ずつ貼り、防水の目地材で仕上げます。耐火性に優れているというメリットがあり、また、施工性に優れているため比較的低コストで、新築住宅でよく採用される人気の外壁材の一つです。

自由なデザインが可能なモルタル

一方、モルタルはセメント、砂、水などを混ぜたペースト状の建築材料です。こちらも耐火性が高く、さらに自由なデザインが可能というメリットもあります。ただし、左官職人が現地で施工するため、コストは高くなることが多いでしょう。

メンテナンスの頻度で選ぶならサイディング

サイディングとモルタルで迷ったら、メンテナンスとデザインに注目してみましょう。

サイディング外壁は、工法によって通気性を高めることができます。外壁材と構造体の間に隙間を作り、湿気やカビの発生を防ぐことで、建物自体の耐久性を向上させることができるのです。

モルタル外壁は現場で仕上げていくため、外壁と構造体との間に隙間を作ることはできません。また、モルタルには継ぎ目がないため、ひび割れが起こりやすく、水が侵入してしまう可能性があります。そのためモルタル外壁の場合は、サイディングよりも早く外壁の補修が必要になる場合があります。

デザインで選ぶならモルタル

サイディングとモルタルの大きな違いは「継ぎ目」の有無です。サイディングはボードとボードの接合部分に必ず継ぎ目があり、継ぎ目によって、板張り外壁のような外観にすることができます。

一方、モルタルは左官職人が現場で職人技で仕上げるため、継ぎ目がありません。シームレスで美しい仕上がりとなり、高級感のある外観を演出することもできます。また、タイルや石を貼るなど、自由度が高いことも特徴です。さまざまな塗料から好きな色を選ぶことができ、住宅を自分好みに演出できるでしょう。

まとめ

外壁材は住宅のデザインやその後のメンテナンスに大きく影響する大切なポイントです。しっかりとメリット・デメリットを知り、希望に合った外壁材を選びましょう。

注文住宅なら、外壁材も細かく打ち合わせを行い、希望に沿った外観を実現できます。

有本建設では、お客様のご要望やご相談に随時対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。