備前市│備前ホテル陶【宿泊施設】

備前市│備前ホテル陶【宿泊施設】

四角い箱ではなく切妻屋根に軒のある建築が『まち』に馴染む建築だと考えました。 またこの地域では切妻屋根+縁側という構成がどの家でも用いられており、伊部地区では縁側部分が商店であったり、展示スペースであったりと『まち』との接点の役割をしています。 このような『まち』の歴史を受け継ぐような形で全体を構成しました。 また、元々あった土地の高低差を建物内部に落とし込むようなデザインとしました。 整地をして平らな敷地をつくった上に建築をする方が簡単ではあるのですが、せっかくであれば敷地の特徴を活かしたいと思いました。 その高低差を利用して目線のズレや、社屋とライフスタイルホテル部の距離感、なにより目の前を走る電車を間近で見られたら最高じゃないかと思いました。 JR赤穂線は国鉄時代からの黄色い電車が今なお走っています。しかも単線で段差はありますが柵も何もありません。 地域の方からすれば目新しい風景ではありませんが、都会から日常と違った体験を求めてここを訪れる人からすれば新鮮な風景かもしれません。
スタイル
Store
所在地
備前市
家族構成
階数
2階
延床面積